key: vps ea 個数
VPSでMT4は何個まで起動できますか?
VPSでEAは何個まで実行できますか?
VPSのシステムリソース消費を少なくする方法は?
このような質問に回答します。
本記事は、FX会社で約10年の勤務経験があり日本テクニカルアナリスト協会の認定テクニカルアナリスト(CMTA®)でもある筆者がFXの専門的知識を使いXMの正しい情報を詳しく紹介しています。
VPSで実行するMT4 EAの個数を増やしたい。どのくらいならOKなのかを説明します。
この記事では、答えを簡潔に分かるように書いています。
システムに詳しい人は、本記事を参考にVPSのWindowsコントロールパネルからMT4のメモリー使用量やCPU使用率確認し運用ください。
目次
VPSで起動できるMT4の個数
VPS メモリー:1GBプラン
MT4起動:最大3つ(推奨)
VPS メモリー:2GBプラン
MT4起動:最大4つ(推奨)
VPSのメモリーが1GBプランの場合、MT4の起動は1~4個です。但しMT4を4個起動するのは限界値をつつくような行為で危険です。最大3個までの起動を推奨します。
VPSのメモリーが2GBプランの場合、MT4の起動は1~5個です。但しMT4を5個起動するのは限界値をつつくような行為で危険です。最大4個までの起動を推奨します。
これは、VPS会社や、VPSサーバーを共有している他の人の使用状況により変化しますが、VPSのWindowsが知らないうちに再起動されMT4 EAが停止しているという事例もあります。限界に挑戦したい人は、こまめにVPSに接続しCPU使用率やメモリー使用量を確認しましょう。
FX取引のシステムリスクは減らすことをおすすめします。
MT4の起動数であり、EAの実行数は次をご覧ください。
VPSのメモリーを2倍に増やしてもMT4の起動個数は2倍になりません。
海外のVPS(Windows Server)のメモリーは、2GBが主流になっています。
しかし1GBVPS メモリー1GBプランがあるならVPS メモリー1GBプランを契約した方がお得です。
VPS メモリー1GBプランを2つ契約なら、片方のVPSは、MT4起動数を減らした本取引用、もう片方のVPSは、MT4の起動数を増やしたEA検証用とシステムリスクを分割した利用ができます。2つのVPSを別々の会社にして使い勝手を見ることもできます。
VPSで実行できるEAの個数
VPS メモリー:1GBプラン
ひとつのMT4でEA実行:最大12個(推奨)
MT4を3つ起動するなら3×12=36個のEAが実行可能
VPS メモリー:2GBプラン
ひとつのMT4でEA実行:最大12個(推奨)
MT4を4つ起動するなら4×12=48個のEAが実行可能
ひとつのMT4で実行するEAの数は、最大12個までを推奨します。
ひとつのMT4でEAは、30以上実行できますが、これはMT4に無理をさせすぎです。MT4のキャパシティーを上回った使われ方です。
VPSでMT4を3つ起動し、各々のMT4でEAを12個実行すれば、3×12=36個のEAが実行できます。
VPSでMT4を4つ起動し、各々のMT4でEAを12個実行すれば、4×12=48個のEAが実行できます。
EAごとの損益検証が分かりづらいという状況なら(この気持ちすごく分かります)、分かりやすくできる方法があります。
こちらのキーワードで検索してみてください。「MyfxbookでMT4 EAをマジックナンバーで管理する方法」
VPSのシステムリソース消費を少なくする方法
VPSでMT4 EAを実行するなら、VPS用にMT4の設定を変更することを推奨します。
VPSのメモリー消費やCPU使用率が少なくなります。
VPSでEAをいっぱい実行する人は、是非やってください。おすすめの設定です。
音声を無効化
MT4画面上のメニュー>ツール>オプション
>サーバー タブ>ニュースを有効にする レ点なし
>チャート タブ>ヒストリー内最大バー数 5000 、チャートの最大バー数 5000
>音声設定 タブ>有効にする レ点なし
EA使用通貨ペアのみ表示&ナビゲーター ウィンド閉じる
MT4画面左の
気配値表示 ウィンド>EA使用通貨ペアのみ表示(他非表示)
ナビゲーター ウィンド>非表示
インジケーター最小限
チャートのインジケーターは必要最小限にします。
MT4のもインストール
VPSには、MT4のみインストール。(他は一切インストールしない)
VPSでIE(ブラウザ)使用不可
IE(ブラウザ)は、メモリーを多く消費します。VPSでは、使わないようにします。
Windowsリモートデスクトップで接続
VPSには、Windowsリモートデスクトップで接続します。Windowsリモートデスクトップは、WindowsPCの標準機能です。Windowsリモートデスクトップの方がVPSへの接続が簡単にできます。
VPSへのファイルのアップはWindowsリモートデスクトップ接続で可能
MT4インストールファイル等は、Windowsリモートデスクトップ接続すれば、コピー&貼り付けでVPS環境にアップロードできます。
その他
MT4 ターミナル ウィンドウを閉じる。
チャートを最小化する。(不便でなければ実施)
VPSのスペックに注意
VPSでMT4 EAを実行する場合は、VPSのスペックに注意が必要です。低価格VPSは、低スペックのためMT4 EAが求めるスペックを下回る可能性があります。VPSを利用する人は、本記事を確認してください。
低スペックVPSでMT4 EAを動かすとMT4 EAの動作が遅くなります。これにより新規注文や決済注文が遅くなりMT4 EA本来の損益と異なる結果になる可能性があります。特にスキャルピング系のEAには、十分なVPSスペック環境にて稼働させることを推奨します。
MT4用のVPSは、他の人と同じハードウェアをいっしょに使っている共有サーバーです。そのためVPSに無理をさせる使い方は、そのVPSサーバーを共有している人全員にリスクをもたらします。本記事では、少し余裕を持ったVPSの使われ方を推奨しています。